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第123話 心傷Ⅳ〜side佑吾〜

「…創…先生来てくれたと思うけど、今日は帰ってもらおうか⁇」 目に溜まった涙を掬いながらそう尋ねると、創は少し悩んでいる様な表情を浮かべていたが、消え入りそうな声で「…ごめんなさい」と呟いた 「うん…少し先生と話してくるから 此処で待っててくれる⁇」 俺の問いかけに コクリと頷く創 まだ小さく震える姿に後ろ髪を引かれたが、折角来てくれた主治医をこれ以上待たせる訳にはいかず、俺は寝室を出ると小走りで解錠ボタンを押した

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