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第127話 誓い

「…ん」 愛らしい寝顔で すやすやと寝息を立てている創 短くなってしまった髪に触れながら、どうして守りきれなかったのかと自分を責めずにはいられなかった 「…ゆ……ご…」 寝ている筈なのに俺の手に擦り寄る様に、愛しさと申し訳なさで胸が締め付けられた 白い頬に出来てしまった傷には、怒りとも嫉妬とも取れる感情が芽生える 華奢な身体を静かに抱き締めると、もう絶対にこんな事は起こさないとそう強く胸に刻みこんだ

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