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第132話 内見
「創はどこの家が 一番良かった⁇」
「え⁇」
佑吾に連れて来てもらったマンションはこれで三件目
どこの部屋も広くて綺麗で 色んな説明をされたけど、僕にとって 一番大事なのは…
「僕は…佑吾が一緒に居てくれるなら何処でも良いよ⁇」
「…創」
だって これ以外無い
佑吾が外で暮らすって言っても 僕は迷わずついて行く
「創がそう言ってくれるなら ここの部屋どうかな⁇
セキュリティが 一番しっかりしてるし、受付にコンシェルジュも居るし」
「うん」
僕が頷くと、部屋を案内してくれていた男の人は 嬉しそうに佑吾と話を始めた
その後別の部屋に通され、目の前に出されたお茶を飲んだ僕は、ふぅ…とゆっくり息を吐いた
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