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第134話 憂心 Ⅱ

「創 大丈夫⁇ 疲れちゃった⁇」 「…大丈夫」 ていう感じじゃないんだけどな… 俺 何かマズイ事言ったかな⁇ 昼食に来た中華レストランの個室でも創は浮かない顔をしている 「引っ越し 来週じゃ急だったか⁇ もう少し先にする⁇」 ただ その次の週から年末まで仕事が立て込みそうな為、本音を言うと 済ませてしまいたいのだが… 「ううん…佑吾の良い時で大丈夫だよ」 「そう⁇」 「…うん」 まだ食欲があまりなさそうな創にはお粥を注文し、自分のも適当に頼んだのだが 創の事が気になり過ぎて、この時の味は 正直あまり分からなかった

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