「行ってらっしゃい」 「行ってきます 今日から暫く遅くなりそうだから、先に寝てるんだぞ⁇」 「うん」 次の週末には引っ越しも無事終了し、俺は今日から激務に励む予定だ 折角の新居で創との時間が全然取れない事が悲しくはあるが 致し方ない 「明日からまた物井が来てくれるから創も勉強 頑張って」 「はい」 良い返事をして頷く創の頭を撫で 家を出た 少し心配ではあったが、また昼過ぎや夕方に電話をかけようと思う 「…よし」 エレベーターの中で今日のスケジュールを確認し、俺はもう一度気合いを入れ直した