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第159話 合否
「あった!!」
人も疎らになった時間帯、貼り出されていた紙の前で佑吾が声を張り上げた
僕は自分の持っている紙と掲示板を何回も見比べて、その数字が羅列されている事を何度も確認してしまった
「…あ……受かっ…た⁇」
「おめでとう 創!! 頑張ったな!!」
佑吾に抱き締められても 未だに実感が湧かない
そんな僕の手を引いて、佑吾は校舎へと歩き出した
「早く手続きして、何か美味しい物食べて帰ろ⁇」
「…うん」
テンションの高い佑吾と呆けてしまっている僕の差がスゴイ
佑吾が嬉々と色々な手続きをしてくれていると、後ろから「桃坂!?」と佑吾を呼ぶ男の人の声が聞こえて、つい僕も一緒に振り返ってしまった
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