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第239話 心弛 Ⅳ〜side佑吾〜
「…ゆ…ご…」
「大丈夫か⁇ そろそろ薬飲もう⁇」
空イキする様になってしまった創の頬を撫でるも定まらない視点に薄い反応
俺の問い掛けに創からの返事は無かったがサイドテーブルに乗せていたケースを開け、一錠口に含むと水と一緒に流し込んだ
コクリと飲み込む音に唇を離すと口の端から水が流れ落ちていくのが見えて、舌でそれを舐め上げた
「…ゆうごぉ」
細い腰を揺らして強請る様な目を向けられれば、無意識に喉がゴクリと鳴る
「…創…可愛い」
本日6個目の避妊具を開封すると愛液が溢れる創の蕾にゆっくりと侵入した
「…あ…あ…」
創の中は俺を離さないとでも言いたげに吸い付いてきて、また直ぐに持っていかれそうだった
「…ゆう…ご…すき…すき…」
「…ん…俺も好きだよ」
そう言って汗で髪が張り付いた額に触れると創はすごく綺麗に笑った
情けないかもしれないけど、やっぱりこの瞬間が 一番 創は俺のモノだって思えて安心する
「…ゆうご…ぼく…また…イッ…ちゃ…」
「ん…俺も…少し激しくして平気⁇」
「…う…ん……あああ!!」
白い腰を掴んで奥の壁をガンガン突くと創は身体を大きく跳ねさせ、脚がピクピクと痙攣を始めていた
その瞬間の締め付けに呼応する様に俺もドクドクと欲望の塊を吐き出した
「…創…大丈夫か⁇」
「…ん」
当然ながらボーッとしている創の頭を撫で、瞼にキスを落とした
「水飲める⁇」
「…うん……のむ…」
先程と同様に口移しで飲ませると青い瞳は半分以上閉じていて、そのまま寝付ける様に背中をトントンと叩いた
数分も経たない内に創から規則正しい寝息が聞こえ出して、俺はゆっくり体を起こした
創の体をある程度綺麗にした後 そっと部屋のドアを閉め、また風呂場へと向かった
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