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第14話〜2〜

「んじゃあ南ちゃん、ちゃんと自分の気持ち言わなきゃ。」 ね?と奏斗は南に問いかけていて可愛らしい彼は少し緊張していた。 「……ぁの、僕も…ハルと一緒に居たい、です…」 自信なさげに言った南だけど、俺の気持ちはもう決まっていて……… 「うん。じゃあこれからよろしくね、南。」 …思わずぎゅっと抱きしめてしまった。 これはまずいか…?って思った時にはもう遅くて… 南の白い頬は桜色に染まっていた。 さて、 これからどうするか…… 考えていた南は突如あっと呟く。 「南ちゃんなんか案あるの?」 「えと、多分電話すれば、いいよって言ってくれると思う…」 嘘だろ…… そんな簡単にいくのか?? 仮にも息子と知らない奴が暮らすんだぞ?? 危ない、とか心配、とかないのだろうか。 「…南の親ってそんな感じなのか?」 「うん…、あんま僕には興味ないみたい。 話すのだって用があるときしかないし…」 なんということだ。 あまりにも南に無関心すぎないか? 今まで寂しくなかっただろうか 辛くなかっただろうか 南は平然としてるけど、きっと心は傷だらけだと思う。 南と住んでいる間俺がその心を癒せたらいいなと思った。

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