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第24話〜4【首絞め描写あり】〜

「ッちさ兄!? なんでここに?!」 「僕がいたら駄目なの?」 「そういう、訳じゃ…」 「そ。ならいいよね」 どうしよう、さっきの言葉を聞かれた… 僕が弱ってると喜ぶちさ兄。 よりによって聞かれたのがちさ兄。 最悪だ… 「何考えてるの? 駄目だよ、今僕と話してるんだから。 それよりさっき、『辛い』って言ったよね。」 「ッ、言って、ない…」 「嘘は良くないなぁ… 南ごときが僕に嘘つくなんて許せないね。 …これはお仕置きかな。」 お仕置き? 何、するの? 僕が困惑してると、いきなり力強く首を絞められた。 「な…っ、に、!」 「はは、苦しんでる。 どう?今の気持ちは? 悲しい?寂しい?ねぇ、どんな気持ちなの?答えてよ、南。」 首を絞められて声が出せるはずない。 なのにずっと質問を投げかけてくるちさ兄。 僕がずっと答えないからイライラしてもっと力を強めた。 「ハッ、やめ、てッ…!」 「なんで?」 分かってるくせに… ちさ兄はいつも意地悪だ。 相手の言いたいことは分かってるのに、わざと言わせようとする。 今だってそう。 僕の言いたいことは分かってる。 けど苦しんでる僕が楽しくて仕方ないんだ… 意識がだんだんと薄れていく… それに気づいたのかちさ兄はパッと手を離した。 苦しい。 涙が出る。 「ゲホッゲホッ」 「あーあ、つまんないの。 なんの暇つぶしにもならなかったかも。 時間の無駄だったな〜… じゃあ僕はもう行くね、お一人生活頑張って!」 …きっとちさ兄は僕でストレス発散したんだろうな。 顔が少しスッキリしてるように見える。 息を整えるために少し休憩しよう。 僕はベッドで深い深い眠りについた。

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