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第37話〜お仕置き【R18】【暴力表現】〜

「うぁっ!」 部屋に入って早々ちさ兄に蹴られた。 「お前がっ、逃げたせいでっ、予定通りにっ、いかなくなっただろっ!」 蹴られながら言われる罵り。 ひな兄は黙ってその光景を見てるだけ。 何分経過したんだろう… いや、何十分かもしれない… お腹を中心に蹴られてすごく痛い… 「…っおぇッ」 吐き気がする。 そしてそのままされる行為。 床でされるのは初めてじゃないけど、地面が固いから嫌い。 せめてベッドでシて欲しいな… けど僕のそんな願いなんてちさ兄は聞いてくれないから我慢するしかないんだ… 一気に身ぐるみを剥がされる。 「ぁっ、」 ひな兄がちさ兄にローションを渡す。 嫌でも次のことが分かってしまう。 「ぃやあ、ッ…!」 嫌でも感じるこの身体 嫌でも甘い声を出してしまうこの声 嫌でも反応してしまう僕のモノ 嫌でも直ぐに快楽で何も考えられなくなる僕の頭 ……すごく腹立たしくなる。 「ねぇ、南は勝手に家を抜け出したんだからお仕置きしないとね… 陽向も、そう思うでしょ?」 「あぁ。」 「今日はどうしようか…」 「今までのじゃ比にならないくらいのにすれば…あっ、アレを使えば…」 「ナイス陽向、取ってきて。」 僕には分からない会話をしてる2人。 でも確実に僕にとって良くないもの。 「はい、兄さん。」 ひな兄は戻ってきて直ぐに何かをちさ兄に渡した。 なんだろ、あれ… ちさ兄は液体の中に筆を入れる。 ひな兄は素早く僕に脚を開かせて椅子に座らせ、両手首、両足首を後ろに結ぶ。 「ッ、何?」 「大人しくしててね、南。」 ちさ兄は紐を取り出し僕のモノの根元に結ぶ。 これは、知ってる… すごく辛くて、苦しいやつだ… イきたくてもイけない… 「やだ、これ解いてッ、」 「約束忘れたの?タメ口を辞めることって言ったでしょ、同じこと言わせないで。 いい?僕は南のお兄ちゃんなの。年上には敬意を払ってよね。」 ちさ兄は僕にそう言いながらずっと手を動かしてる。 ひな兄も何やら忙しそうに動いている。 今から何が起こるのか分からなくて怖い… ちさ兄は準備が終わったのか液体につけた筆を僕のあらゆる所に塗る。 何これ…すごくゾワゾワする… 「これ、なんだと思う?」 「わッ、かんなぃッ、です、ッ」 「だろうね、初めて使うからね〜 これは媚薬っていって、まぁなんというか、気持ち良くなるお薬ってとこ!」 後ろでひな兄はご愁傷さまと嘲笑っている。 「ねぇねぇ、前見てよ」 「ッか、がみとッ、カメラ…ッ?」 「そ。自分が気持ちよ〜くなってる所を自分で見るって恥ずかしいよね。」 もしかして… まさか… 「今から俺と兄さんはお前を放置しとくってこと。」 嘘でしょ… 嘘だと言って欲しい… でもちさ兄もひな兄も目は真剣で、これは嘘なんかじゃないと嫌でも分かる。 嫌だ、見たくない… 僕はギュッと目を瞑るとバチン!とビンタをされた。 「おい。目瞑ってんじゃねーよ。 てめぇ、俺らがいない時にずっと目瞑ってても、動画撮ってんだからな。 そん時はもっとひどい仕打ちが待ってる。いいな?」 「ッ、わかッ、りましたッ…」 2人は部屋を出ようとしたが、ちさ兄が何かを思い出したように声を上げた。 「いっけない、忘れてた〜! はいっ、これでも挿れて楽しみなよ。」 ちさ兄はバイブを僕のお尻の中に入れる。 こんなの、耐えられるわけない 「ひぁっ、んぁあああああああああああ!!!!」 媚薬は僕のお尻にも塗られていて、今までに感じたことのない快楽に思考が停止する。 「じゃあね〜南。 ご飯の時だけは来てあげる」 そう言って楽しそうにちさ兄は部屋を後にした。

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