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第42話〜2〜

目が覚めて白い天井が目に映る ここはどこだろう… 「ぁっ!南起きた!」 隣からずっと聞きたかった声がする。 目を向けるとなんとハルがいた。 これは夢なのかな… でも僕刺されたからここは死の世界? ハルは幻覚なのかな ………それでもいい ハルが近くにいることがすごく嬉しかった 「…ハル。」 「どうしたの?南。」 僕が名前を呼べばちゃんと応えてくれる 嬉しい 僕が動こうとするとハルは慌ててそれを止めた。 「どうして…?」 「南は怪我をしてるから急に動いたらダメだよ。安静にしてよ?」 僕はここでも怪我をしてることになってるんだ… なら……… 「ハル、こっちに来てくれる?」 「いいよ」 寂しかった思いを打ち消すかのように僕はハルにぎゅーっとした。 「…すごい、あったかい。」 するとハルが急に吹き出してちょっとびっくりしちゃった。 「ハル?」 「ごめんごめん。 だって南、あったかいって当たり前のこと言うんだから」 「? 当たり前じゃないよ? だってこれは僕の幻覚なんだから…」 自分で言ってて悲しくなる。 でも何故かハルも悲しい顔をしてて頭にクエスチョンマークがたくさん浮かぶ。 「南、助けるのが遅くなってごめん。 ここは病院。南が刺された後俺が見つけてすぐ救急車を呼んだんだ。 だからこれは南の幻覚なんかじゃないよ。」 うそ… 嘘嘘嘘嘘嘘… だって、どうやって、ハルは僕を助けたの? どうやって… あ。 「そう、南が書いた手紙にあった番号に電話した。 あれ遠まわしに僕はここにいますって言ってるようなものだからな?」 くしゃりと頭を撫でられる 嬉しくて頬が紅くなるのがわかる。 ハルはまたなんでもないような顔してるのかな…って思って見てみると、ハルも顔が紅かった。 …どうゆうこと???????

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