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第48話〜3〜
ハルと白咲さんが話してる様子をじっと見る。
僕の病室からは白咲さんの顔しか見えないけど、何だか少し頬を赤らめていた。
なんの話してをしてるんだろう
するとハルが引き返すと慌てて白咲さんが手を掴んだ。
白咲さんは何か少し叫んでるけどここは3階だから声は聞こえない。
でもハルは何故か怒ってた。
だって病院内に戻る時に見えた顔が、見たことの無い、怖い顔をしてたから…
僕はまだその場から目を離せなかった。
でもまた白咲さんと目が合う。
今度は、さっきよりも、何倍も何倍も怖い顔をして行ってしまった。
怖い
もう、あの人とは会いたくない…
でも白咲さんはここの病院の看護師だから会うかもしれない。
やだなぁ…
悲しくて涙が出てきそうになる。
でもドアが開いて、ハルと思ったから急いで拭いた。
「ごめん、遅くなった。
何も無かった?
怖いこととかなかったか?」
「ぅんん、ないよ。」
ハルに心配かけたくなくて、さっき見たことには蓋をする。
「南、変なことだと思うけど、由理花には極力近ずかないでくれ。」
「わかった」
「ごめんな」
なんで、謝るの…
ハルはなにか悪いことでもしてるの?
だんだんと疑心暗鬼になってくる。
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