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第90話〜2〜

いやもう南のムキムキ姿を想像するのはやめよう。 2人で洗いっこした後風呂に浸かった。 ここのホテルの風呂は大人2人入っても広いと思うくらいなので俺と南が入っても全然余裕だ。 俺はそっと南に近づき抱きついた。 「わっ、ハル!?どうしたの?」 「ん、ペンペンくんの代わり…?」 「あっ…」 俺の言っていることがわかったらしく、ゆっくりだが、南も恐る恐る抱きついてくれた。 「…ハル」 「……………」 「当たってる……」 「……………ごめん。」 不覚にも勃ってしまった俺のモノ… いやでも南と裸で抱き合ってたら普通こうなるだろう。 いたたまれなくなってきて俺は立ち上がって出ようとした。 すると南が問いかけてきて、外に出ることは阻まれた。 「もう出ちゃうの?」 「まぁ…南にこんなの押し付けるのもあれだし…」 「それどうするの?」 「………あとでトイレで…。」 なんだこの質問攻めは。 精神的にくるぞ… 「…ッえっちしないの?」 「しません。」 南の目がうるうるしてきた… けど明日は遊園地に行くんだ。 腰を痛めたままだと思いっきり楽しめないだろう。 俺は思ったことをそのまま南に伝えた。 そして口を尖らせてた南がいきなりパァっとなった。 嫌な予感がする… 「じゃっじゃあ!僕が口でするから、それでいい??」 …何がいいんだろうか。 ていうかそもそも汚くないのか? 「汚くないの?」 「全然?ハルのなら喜んで咥えるけど…」 喜んで……… 嬉しいはずなのに何故か素直に喜べない自分がいるのは何故だろう… あまりフェラチオを好まないせいだろうか… 「だめ?」 うっ。 仔犬のような目で見つめないで欲しい… 「…………じゃあ、今回だけね?」 俺は根負けして承諾することにしたが、納得しない部分がまだ少々あった………

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