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第156話〜2〜

…………………ってダメだろ!! まだ少し理性が残ってる俺は、必死に心を落ち着かせようと心がける。 急に黙り込む上、手も動かさなくなった俺についに南は痺れを切らしたのか、俺の手をぎゅっと握ってきた。 「…南?」 「ハル………ここでヤるのだけはダメだからね?」 おっと。 俺の考えは南には伝わってたらしく、少し頬を膨らませている。 「……………だめ?」 「だめ」 「…本当に?」 「本当にっ」 頑なな南に俺は必殺技をする。  自分で言うのも変だが、今までこれで無の感情でいれたやつはいなかった。 ここで俺はそれを南にやる。 「………どうしても?」 そして首をかしげながら悲しそうな表情をして壁ドン。 「うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!」 早速効果?が効いたのか、南は相当悩んでいる。 もう南には、まともに考えられる思考はないらしい。 「でもこの後ハルのサイン会がぁ…っ」 「ちゃんと仕事はするよ?」 「違うのっ! 僕もファンとして、ハルがキタヤ先生として働くところを見たいのっ!」 「うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!」 思わぬ言葉に今度は俺が唸り声を上げてしまった。 この子はどこまで俺を南という沼にハマらせたいんだろうか。 よし。ここはファンの希望に応えよう。 「…わかった。 でも家ではちゃんとヤりたい…」 「ぅん………なんか今日のハル意地悪だったり可愛かったり変…」 意地悪…………… 可愛い…………… 「南くん??さっき意地悪したのは認めるけど、可愛いことは無いからな?? てか可愛いのは断然南だから」 「僕全然可愛くないのっ!」 そう言いながらもさっきの熱が引いていない南は頬が赤く、下のモノは、さっきのカウパー液でテラテラと光っている。  南と家に帰ったらちゃんと最後までヤる。 しっかりと約束した。 よし、仕事がより頑張れる気がする。 俺はまた続きをと、南のモノに手を伸ばした。

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