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第174話〜お似合い【R18】〜
「ぁっ、ぅんッ?」
なにこれ………
何これ何これ何これ…………
だんだんと身体が熱くなってきた。
この感じ、僕知ってる…。
『媚薬』ってやつだ。
まさか、さっき彼女が僕の腕に指さしたのは、媚薬を入れたってこと…?
「ッはぁ、はぁ、」
「ははっ!なになに、君もヤる気満々じゃん!」
「ッはぁ、は、ちがッ」
否定する言葉すら上手く言えない。
「んじゃ、さっそく…」
男の人はどんどんと僕に近づいてくる。
「こなッ、いで、」
来ないで…来ないで来ないで…!!!
けれど僕のそんな想いは届かず、遂に彼は僕の所にまで来た。
もう僕はハルしか受け入れたくない。
これ以上穢れたくない…!
「ぅあっ?!」
ヌルヌルとした感触と同時に、ゴツゴツとしたものが入ってきた。
「やっ、抜いてぇッ!!」
「えー?でも慣らさないとそっちが辛いけどって俺優しい〜!普通ここまで気遣う奴いねぇーよ!
でもなぁ、この子はもう挿れて欲しいって言ってるし………
やっぱ要望はちゃんと応えてあげねーとだよなぁ!ってことで挿れるね!」
一人で喋ってると思いきや、何故か勝手に納得したような顔になった。
でもこれは本当にマズイ。
早く……どうするべきか考えなきゃ……
あぁ、でも僕のモノは完全に勃ってしまっていて、早くこの興奮を治めたいって気持ちもあった。
「っ!!!?」
そんなことを考えていると、生暖かい、僕がよく知るモノが後孔にあてがわれた。
「やぁっ!やめてッ!離してぇッ!!」
「さっきからうるせぇなぁ〜。……………………黙れよ。」
「んむッ」
無理矢理キスをさせられ、嫌悪感が走る。
この縛られた手では押し返すこともできない。
まだあてがわれただけで挿れられた訳では無いんだ。
少しずつ上へ逃げる。足は自由なんだから………なんとか………
「ちょいちょいちょい、何逃げてんの?俺が気づいてないとでも思ったわけ?
もう君のことなんて考えないようにしよっか………。
俺のただの性欲処理として…」
性欲処理
実家でよく言われたことを思い出した。
やっぱり、僕はこうなる運命なのかな。
ハルと出会えただけで、すごい奇跡だったんだな………。
うっすらと笑みが零れた。
「はっ、やっと静かになった。」
そう言ってこじ開けるように僕の中に入ってきた。
ブチブチと音がなる。
これは切れたなぁ…
僕にはこれがお似合いだ。
こんな自分、大嫌い。
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