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第24話
(くそっ、何でオレが内田さんとこんな雨の中で相合傘してんだ?お、男だってわかってるのに・・意識しちまう)
「そんなに私の方に傘を傾けなくて大丈夫だよ。ていうか、もちょっとくっついた方がよくない?」
「えっ?」
結局、涼平は彼をマンションまで 送っていくことになった。
「くっつくって・・」
「侑貴と広将なんて、仕事モード以外の時はべったりだよ。それこそ他人が入る隙間なんて一ミリないくらいにね」
「はあ?」
「あそこまで自分の気持ちに正直になれるのは羨ましいよ。二人とも本当に幸せそうだから」
「哲人も似たようなもんだから・・。本気で爆破させたいと思う時もあるけど」
(いろいろ抱え込んで忙しいくせに、恋人のことであーだこーだグチグチと。けど、前よりは幸せそうなのは見ててわかるから・・)
「羨ましい?」
「かもしれないですね・・っ!」
思わずそう答えてしまった。
「正直だね、涼平くんは。哲人くんの話も鈴ちゃんから聞いてるよ。いい恋愛しているんだね。同じマンションに住んでる大学生だって?」
「ずーっとべったりの生活ですよ。恋人にバイトも許さないほどにね。医師は強いヤツだったけど、そこまで我儘なことは言わない男だったのに」
いくらなんでも独占欲が強すぎだとため息をつく。
「彼氏さんもよく我慢してるなと」
「鈴ちゃんもそこらへんは呆れてたな。でも、私からしたらそれも羨ましいよ。そこまでの恋愛は今まで出来なかったから」
「えっ?」
「本気で好きになれる相手に巡り合えなかったんだ」
そう言って内田は苦笑する。
「や、自分が努力しなかっただけなんだろうけどね。だから、侑貴と広将を見習おうと思ってるところ」
「は?はあ・・」
内田のその言葉に、涼平は曖昧に相槌を打つ。
(生真面目な生野はともかく、遊び人の 侑貴の何を見習うんだ?道を間違えないでほしいな・・)
「侑貴はね、広将のことを本気で愛しているよ。恋人の前ではほんと可愛いんだ」
「・・哲人もそんな感じだからなんとなくわかります。普段は・・というか直央さんと付き合う前はクールだったのに」
今は変態エロ強欲魔だと思ってしまう。話しを聞いてる限りは、であるが。
(どうせ、この夏休みはヤリまくってたんだろうな。明後日から試験だってのに大丈夫なのか?」
「恋は人を変えるものだよ。そして、ここが私のマンション。の5階が私の部屋」
「あ、そうですか。じゃ、オレはこれで・・」
男だとわかっていても、今はどう見ても綺麗な女性の内田と歩くことにかなり神経を使っていた涼平はホッとして帰ろうとした。
「何言ってんの。そんなに濡れて・・。服と体を乾かしていきなよ。着替えは・・ちょっと小さいかもしれないけど、まあ乾燥機もあるから3時間もあれば洗濯乾燥はできるから」
半ば強引に部エレベーターに連れ込まれてしまう。
(な、何でこの人は・・。つうか、オレも何で振り切らないんだよ)
「ここが私の部屋。殺風景で面白味の無い部屋で悪いけど・・」
「・・広いですね」
玄関を入って、直ぐのドアを開けると広大な・・何も無い部屋がそこにあった。60インチほどのテレビとパソコンと音楽機材とテーブルが隅のほうにあるだけ。
「防音がしっかりしてるんでね。ほんとに時々だけど、侑貴たちがここを利用する。泊まることはないけどね」
ドアの前で立ちすくむ涼平の様子をどう思ったのか、内田が慌てて説明する。
「ここに住んでいらっしゃるんですか?」
「・・いや、ここはさっきも言ったけど曲作りに使うっていうか・・オレも作曲はするんでね。普段は別の部屋に帰ってる」
「オレ?・・」
えっ?と涼平は内田の顔を見る。
「はは、オレは男だからね。女装が趣味だからって、別に普段から女っぽいわけじゃないよ。さ、シャワー浴びてきなよ。濡れた服は洗濯しちゃうからさ」
「はあ・・」
と、涼平は我知らずため息をつく。
「何でオレは他人の部屋でシャワー浴びてるわけ?や、冷えた身体には気持ちいいんだけどさ」
でも・・とも思う。
「変だろ、この部屋。あんなに大きいテレビとたくさんの機材があるのに、何であんなに・・寂しい部屋なんだよ」
部屋の主はあんなに煌びやかな美人・・じゃなく素敵な男性なのにと不思議な気分になる。
「つまり生野もここに来たことあるってことだよな。・・でも、今夜のことは言わない方がいいよな。変な勘違いされても困る」
内田の心の内は涼平にはわからない。
「何で、オレにここまで親切にしてしてくれるんだ?つうか、音楽事務所の社員てこんなにお金持ちなのか?かなり広い部屋だよな、ここ。奥にベッドルームあったし。でも・・」
似合わない。それが涼平の感じた印象。
「内田さんのイメージじゃないんだ。あの人はもっとその・・」
「オレがどうしたって?」
「へ?」
まさかという思いで涼平は振り向く。
「な、何してるんです!」
「オレも濡れたからね、シャワー浴びたいと思ったわけ。何でそんなに慌ててるの?」
「や、だって・・すいません!オレ、もう出るんで・・」
女装姿時の内田を思い出して、涼平は顔を赤くする。
「すいませんでした!」
「なんで、君が謝るの?てか、別に急いで出る必要ないでしょ。そんなに狭い浴室じゃないし」
確かに洗い場だけでも、かなりの広さだ。浴槽も大人二人が十分に手足を伸ばせるくらいの大きさ。
「めったにお湯を張ることはないけどね。侑貴たちにも二人じゃ入らせないし。まさか、ここでイチャコラさせるわけにはいかないから。ラブホ代わりにさせる気はないし」
「侑貴はともかく、生野はそんなこと考えないです!つうか、オレだって・・」
そこまで言っ て、自分の発言に思わず口を押える。
「お、オレはラブホなんて行ったことな・・」
「じゃあ、こういう経験も無いわけ?」
「え?」
と、思う間もなく唇が塞がれる。
「っぅ・・ん・・ん」
(ちょ・・何でキスされて・・あ)
すぐに相手の舌が入ってきて、訳が分からないまま自分の舌が弄られる。
「あ・・あ・・んん」
頭が混乱していくうちに、下半身に違和感を覚える。
(へ?)
「・・いい?」
「なに・・が?」
そう答えてから気づく。
「内田さん・・何してるんです?何で、オレの・・を触っているんです?」
「だから、いい?って聞いただろ?抱きたいんだ、君を」
「は?抱きたいって・・・えええ!」
と、涼平は驚いて内田の身体を押しのける。
「な、何言ってるんですか!オレはそんなつもりで・・。つか、オレは男ですよ!」
「男を相手にするのは初めてじゃないよ、オレは」
内田は平然と答える、
「もっとも、本気になったのは初めてだけどね。好きなんだ、君のことが」
「じょ・・冗談はやめてください!オレはそういう男じゃないし・・や、貴方のことが嫌いだとかそういうんじゃなくて・・」
と言いながら、涼平は相手を見る。顔は確かに女顔だが、身体は普通に引き締まった男性のそれだ。そして下半身は・・
(げっ!顔に似合わず大きくなっている・・。女装してる時は全然わからなかったのに)
「と、とにかく!困ります、オレは・・」
「男だから受け入れられないの?私が女だったらよかったのかしら?」
内田の口調が女性のソレになる。
「ひ、卑怯です。オレは貴方に・・や、男だろうが女だろうがオレは誰とも恋は・・」
「嫌いなの?私のこと」
「嫌いじゃないですよ!むしろオレの好み・・っ!」
「ふふ」
涼平の言葉を聞いて、内田が微笑む。
「なら、いいでしょ?確かに私は10も年上だけど・・でも好きになったの。受け入れて・・」
「だ、ダメだっ・・あ・・い・・やあ」
再び、涼平の性器を内田が掴む。
「ごめん。どうかしているってのは、オレにもわかっているんだけど・・本当に君のことが好きになったんだ。今夜は受け入れてほしい」
「ああ!やあ・・っ。そんなとこ・・舐め・・・いい」
「気持ちいい?男に舐められるのなんて初めてなんだろ?」
「い、 言わない・・で。やあ・・っ」
広いベッドの上で全裸で横たわっている涼平の下半身に内田が顔をうずめている。
(何でこんな・・。男がどうのこうのっていうか、マジで初体験なんだけど。何を反応してんだよ、オレのムスコ!)
必死に意識を逸らそうとするが、下半身は如実に快感を受け入れている。
「いい・・そこ・・ああ。やあん・・いい!」
(嘘・・だろ。オレがこんな声・・。ダメだ、感じすぎてもう・・)
「いいよ、イッて。無理はよくない」
「そういう問題じゃな・・。だ、だからって乳首まで・・っ。もう、だ・・ああ!」
精がほとばしる。
「す、すいません・・内田さんの顔、汚しちゃった・・」
慌てて謝ると内田はすぐに顔を拭いて、涼平に口づける。
「!」
「いいんだよ、オレのフェラに反応してくれて嬉しかった。今度はオレのを触ってくれる?」
「は、はあ・・へ?」
(触る?って、この人のアレをってことだよな。触ったら大きくなって、そしたら・・)
その先のことを考えて、ふと我に返る。が、その時には既に自分の手はソレを握っていた。
「てっ!」
「もちろんオナニーの経験はあるだろ?そんな感じでしごいてくれればいいよ」
「あ、あるけどそういう問題じゃなくて!つうか、あんまり恥ずかしい言葉言わないでください。オレもう・・」
羞恥に身を縮めながらも、なぜか相手のソレから手を離せない。
(何やってんだ、オレは。このままだと確実に挿れられちまう。ダメだ、この人とこういう関係になっちゃ・・)
「手、疲れた?じゃあ口で」
「え・・」
突然目の前に、男のソレがあった。内田が自分の手を添えて、それを涼平の口に当てる。反射的に涼平は口を開けてしまった。
「苦しかったら合図して。無理なことはさせたくないから」
(させたくないから・・って、既にそういう状態なんだけど。でも、さっきはオレのをしてもらっちゃったし。じゃなくて!)
が、既に思考が現実に追いついていない感じで、涼平は口のなかのソレをしゃぶり続ける。
「ん・・いい。上手だね、涼平くん。今までで一番・・感じるよ」
(そ、そんなに男と経験あるわけ?女として、てこと?そりゃあ、マジで綺麗な人だけど身体はマジで男だし。あ、なんか変な気持ちになってきた・・)
「あ・・・ん。そろそろ、いいかな」
唐突に内田の身体が離れる。
「あ・・」
「ふふ、もうちょっと舐めてもらいたかったけど、できたら君の中でイキたいからさ。ローション塗るからちょっと待ってね」
「へ?ローション・・ひあっ」
双丘の狭間にぬるっとしたものを感じて、思わず声を上げる。
「ごめんね、初めてだろうから多めに塗ったの。指、挿れるよ」
「あっ・・あっ・・変・・・ああ!」
もちろん、そこに自分の指を挿れたことがあるわけでもなく、初めての感触に涼平はつい身をよじってしまう。
「痛い?でも、もうぐちゅぐちゅいってるよ、君のここ。力入れなくていいから・・」
「だ、だって・・いやあ!変・・っ!」
「結構慣れてきたみたいだね。指増やしたよ。凄く濡れてきた。ここ、感じるんだね」
「だ、だからそんなこ・・・。ああ!そんなに弄られたら・・」
自分でも思いがけないほどに、大きい喘ぎ声を漏らしてしまう。痛さも確かにあるが、それより快感の方が上なのはもう否定できない。
「いい!そこ・・もっと・・」
自分で腰を浮かし、更なる挿入を促してしまう。
(嘘・・だろ。何でオレ・・)
「指だとこれが限界かな。オレのコレも・・。ゆっくり出し入れするから」
その言葉と共に指が孔から引き出され、直ぐにもっと太いものが挿れられる。
「うっ!・・イタっ!」
いきなりぐいっと挿れられ。破瓜の痛みに思わず涙がこぼれる。
「ごめんね、優しくするから」
と耳元で囁かれ、それが引き抜かれる。
「やあん」
「出し入れするって言ったろ?力抜いて」
「は・・はい」
何度か挿れられ、自分の中もだいぶこなれてきた気がした。
「あ・・何かもう大丈夫・・」
「よかった。じゃあ、もっと奥まで・・」
「!・・ああ!」
ずんという衝撃が自分の中に響き渡った気がした。
「そ・・凄い・・ああっ!」
「気持ちイイ?だよね、いっぱい締め付けてくるもの。キス・・していい?」
そう言われて、涼平は目を閉じる。
「好きだよ、涼平」
名前を呼び捨てにされて、なぜか涼平はどきんとする。途端に更に力が入ったらしく、内田の唇が自分のソレに届くと同時に内田がうっとうめく。
「ヤバい・・ね。オレのことも名前で呼んでくれる?」
「け、景さん。ああ!・・いいです!そこ、凄く感じる!」
「呼び捨てでいいよ。景って呼んで」
「景・・も、もう・・・イキ・・た・・い」
自分の前も後ろも頭の中もぐちゃぐちゃだと、涼平は訴える。
「ん・・オレもそろそろ・・じゃあ早く動かすね」
「うん・・あっ!」
「あ、貴方はゲイってわけじゃないんでしょう?なのに、なぜオレを?」
荒く息をついた後、涼平はそう疑問をつきつける。
「そりゃあ、オレもその・・反応しちゃったけど。も、もしかしたら・・というか多分物足りなかったとは思うけど」
「涼平はそうなの?もっといろいろしてほしかった?」
そう意地悪そうに聞く景の顔を、涼平は真っ赤になりながら見つめる。
「そ、そんなこと・・。ただ、内田さんがオレのことを好きだっていうのが信じられないっていうか」
一番信じられないのは、男に抱かれてよがっていた自分の心境なんだけどと心の中でつっこむ。
「景って呼んでって言っただろ。・・君が応えてくれるか賭けだったんだけどね。鈴ちゃんから聞いてる限りじゃ、君はかなりな硬派みたいだから。誠実な人だってのは、喫茶店でのできごとでもわかったしね。おまけに、オレは女装だったし。君の守備範囲じゃないだろなと思ったんだけど、それでも我慢できなかった」
「や、オレは最初から貴方の・・景の顔が好みだと思ってた・・っ!」
思わずそう告白してしまう。
「や、女って意識もしてたけど、でも男だってわかってたし・・だから・・」
「じゃあ、両想いってこと?」
と、景が顔を近づけてくる。セックスの時は三つ編みにしていた長い髪を今は解いている。が、全裸のせいか普通に男性に見える。もちろん、かなりのイケメンだと思ってはしまうが。
「それは・・でもオレは本当に恋はしないつもりで・・。や、景はその・・好きですけど」
「そう・・」
景がベッドを下りて、寝室から出ていく。
「・・・」
(怒らせちゃったかなあ。でも、現実的じゃないだろ、こんなの。や、現実にセックスしちゃったんだけど。でも、年の差もあるし・・マジでオレに恋愛する資格もないし。だいたい、オレはこんな身体だし。なんで、あの人が聞かないのかが不思議なんだけど)
「服、乾いてるよ。・・年齢差も君のその身体の傷もひっくるめて、オレは涼平を受け入れたいんだけど?それとも、10も年上の女装癖のある男はダメ?」
「!・・なんで、オレの考えてることがわかって・・てか」
既に、相手は衣服を身に着けていた。もちろんシャツとジーパンというラフな格好ではあったが。
『ふふ。アレでも服装やなんかでぴしっと男らしくもなれるんだよ、あの人』
(鈴の言ったとおりだよな。女装してる時はあんなに美人で・・なのに普通の男性の恰好をしたらめっちゃイケメンすぎるというか。顔も別に中性的ってわけじゃないし、何か不思議な人。身長は175くらい?オレと10cm差くらいかな。ピシッとしたスーツなんか似合うだろうな。つか、かっこいい・・)
「どうしたの?ボーっとして。早く着ないと風邪ひくよ?」
「あ!すいません、洗濯までしてもらっちゃって」
慌てて服を受け取り、急いで着る。
「家まで車で送るよ。途中で食事していこうね」
「へ?」
「だって、お腹空いたろ?十分に運動はしたわけだし」
と、景は笑う。
「それとも泊まっていく?オレとしてはそうしてもらいたいんだけど?」
「いえ・・帰ります。そろそろ小雨になってきたみたいだから電車で帰れます・・」
「どうしても受け入れられない?そりゃあ、自分でも嫌になるくらいに今夜のオレはしつこいとは思うけど・・」
少し景の声のトーンが下がる。
「そ、そうじゃなくて!オレが普通じゃないのは、オレのこの身体を見てもわかるでしょう?こんな・・傷だらけでおまけに・・」
「そうだね、普通なら虐待を疑うとこだけど」
景が涼平を抱きしめる。
「!」
「銃創まであるんじゃあね。君は名門の一族なのは知ってるし・・。鈴ちゃんの傷のことも聞いてるしね。恋愛ができないっていうのは、傷が原因?」
「鈴が・・貴方に話したんですか?」
まさか、という思いで聞く。
「自分のことだけだよ。原因は話してくれた。その上で、何かあれば涼平の力になってやってほしいと言われた。・・君は彼女のことが好きなんだろ?」
「っ!」
「鈴ちゃんが気づいているかどうかはわからないけどね。彼女はいい子だよ。君が好きになるのも無理はない。わかっているけど・・でも、オレは君が好きなんだ。そしてオレはゲイじゃない」
景は涼平の顔をじっと見つめる。不意に、涼平が唇を寄せる。
「!」
「言ったでしょう。鈴には他に好きな男がいる。オレよりもっと・・でも・・」
鈴の恋は実ことはない。哲人が直央と別れない限りは。そして鈴がそれを望まないこともわかっている。
「オレは・・貴方が好きです。鈴がそれを知ればオレのその想いを後押しをしようとするでしょう。けど、今のオレはその手もたぶん振り払ってしまう。今のオレに、恋なんてできない」
「涼平・・」
「すいません、帰ります。傘だけ貸してもらえますか」
「・・うん」
(くそっ!何でこんな・・。だから、だから恋なんて)
雨はまだ降り続いている。同じく涙も。
(どうして・・オレは3年前あんなことを・・)
「
けど、オレは・・あの人が・・好き」
To Be Continued
#24 ねえ、オレの好きな彼が女装してオレに会いにきたんですけど
#22 ねえ、恋人の過去を知ることは必要ですよね 第二話 舌と身体
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