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それは違う25※

修平の指の動きが急に変わった。下から強く握り締め、先っぽに向かって扱きあげる。それを何度も素早く繰り返すのだ。 「んあ、……っあ、ぁあ…っ」 拓斗は震えながら腰を揺すった。急激にふくらんでいく快感に、射精感が増していく。 ダメだ。そんなに激しく擦られたら、もう、イッてしまう。 修平の手首を必死に掴んだ。もう少しゆっくりして欲しくて。 「ね、……んあ、ねぇ、修平。だめ、も、イく、……っ出ちゃ」 「ダメだよ。我慢して」 「っ、むり……っ」 内ももがビクビク痙攣している。こんなに早くイってしまったら、修平はきっと…… 「んっ、んぅ、んんっんあぁぁっ」 堪えきれずに膨張した熱が弾け飛ぶ。抗えない波に押し流されるように、呆気なく達していた。視界が真っ白に染まる。 修平の手が動きを止めた。絶頂の恍惚感に浸る拓斗の耳元で、低い声が囁く。 「ダメって言ったのに。あなたって本当に我慢足らずだな」 甘重い気怠さに呆然としている拓斗の背筋に、ヒヤリと冷たいものが走った。 修平の声がさっきより低い。これは、怒っている時の声だ。 「……ごめ、…でも、我慢出来なか」 「いいよ。別に怒ってない。ただ……前に約束したよね?勝手にイッたらお仕置きするよって」 その言葉にビクリとする。 怒ってないなんて嘘だ。 「でも、あんな早くされたら、俺」 「しー。黙って。言い訳はしなくていいよ。あなた、お仕置きされたいんだよね」 修平は言いながら、両脚を更に左右に開いて腰を突き出すようにして 「鏡、見てて?あなたの中に、これ、入れてあげる」 修平はさっきのカプセルを指で持って拓斗の顔の前で揺らすと、見せつけるようにしながら下腹へと手を下ろしていく。 「やっ、やだそれ、だめっ」 拓斗はみっともなく突き出さされてあらわになった自分の窄まりを、手で隠した。その手を払いのけられて、ピンク色のカプセルがソコに近づいていく。 「暴れないで、力抜いてて」 鋭く命じられて、身が竦んだ。 嫌だとごねても無駄なのだ。修平は自分のしたいようにする。そして自分も、最初は抵抗してみせても、途中から夢中になってしまうのだ。修平のくれるちょっとアブノーマルな悦びに、抗いきれない。 ひくつく窄まりに、カプセルの先端が口づける。つぷ……っと呆気なく、それは穴の中に押し込まれた。まるで魔法のように次々と、修平の指がカプセルを押し込んでいく。小さな塊が、身体を犯していく。 「昼間は5個だったけど……あれだと少ないのかな?もうちょっと、入れてみようか」

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