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それは違う26※
修平は独り言のように呟いて、またカプセルをシートから取り出した。3つ。全部で8個だ。
昼間の量で少なくなんかない。充分だ。
というより、あれだときっと多かったのだ。だからその後数時間、効き目が抜けずにずっと苦しかった。
そう、言いたいのに、身体がガタガタと震えてきて声が出ない。
昼間、自分の身体を犯し続けたアレが、またじわじわと腔で溶けて流れ出していくのが分かる。熱い。内側から強制的に昂らされて、狂わされる。思考がぐにゃりとねじ曲げられる。
「ぁ……ぁあ……ぁ……」
つぷんつぷんと合計8個のカプセルが押し込まれ、出てこないように修平の指先で栓をされた。どんどん溶けていく。
熱い……。熱い。熱い…!
ドクンドクンと中が脈打つ。甘い毒が回っていく。疼いてる。堪らない。
「んぁっ、あ、ああん、っぁ」
拓斗は両脚を大きく開かされたまま、腰を激しくうねらせ始めた。
吐き出す息が熱い。荒い。
ダメだ、我慢できない。
ソコをグチャグチャに掻き回して欲しい。
「……すごいな」
修平が感心したように吐息混じりに呟く。その息が耳にかかっただけで、ビクビクするほど感じた。
「ああんっぁ、しゅ、んあ、んあっ」
グチュグチュして、と言いたいのに、まともに言葉にならない。
「ふふ。淫らだな。拓斗、あなたちょっと、やらしすぎるよ」
そんなこと、どうでもいい。
触って。お願いだから。腔を掻き回して。
甘い疼きはどんどん強さを増す。
どうにかしてくれないと叫びだしそうだ。
修平がソコから指を抜き取る。
違う。抜くんじゃなくて、もっと奥に……。
「流石に声、大きすぎるな。ご近所さんに通報されちゃうね」
修平はそう言って、タオルを手にして目の前でかざすと
「これ、好きだよね、あなた。口塞がれると異常に興奮するもんね」
拓斗は身を捩りながら、口に近づいてくるタオルを見つめた。
これで声が出せなくなるなんて無理だ。
でも、修平の言う通りだった。
これをされると、自分でも信じられないくらい興奮してしまう。
「ん、ぁ、や、やっだ、ぁあ」
開いた口にタオルを噛まされた。弱々しく首を振る。
怖いから嫌だ。でも、して欲しい。
首の後ろでタオルをキツく縛られる。
もう、言葉は出せない。
何か言っても、ぐぐもった唸り声が出るだけだ。
「さ。これで良し。じゃあまずは何をしてあげようか?」
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