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それは違う28※

「ふぅ……いいな。あなたが感じて乱れるの。見てるだけで興奮してくる」 修平は満足気に囁くと、急に立ち上がった。 支えを失い、咄嗟に手をつくことも出来ずに、拓斗は仰向けに転がった。呆然と見上げる視界に、修平が服を脱いでいるのが見える。 部屋着の上下を脱ぎ、下着一枚になった彼の股間は大きく盛り上がっている。 ポーカーフェイスでこちらの身体を弄びながら、修平自身も興奮していたのだ。 拓斗は涙に潤んだ瞳で修平をじっと見つめた。見下ろす修平の目が優しく微笑む。 「そろそろ、あなたの中に入りたくなった。いい?」 拓斗はパチパチと瞬きして呻いた。 やっと抱いてくれる。その大きくなったモノで、自分の疼きを埋めてくれるのだ。 「じゃあ、四つん這いになって?ちゃんと鏡の方を向いてね」 拓斗はコクコク頷くと、力の入らない手を畳について起き上がった。 腔の玩具は激しくうねり振動し続けている。こちらが体勢を変えると当たる角度がまた移動して、込み上げてくる快感に拓斗はくぐもった悲鳴を漏らした。 「やだな。そんなに気に入ったの?それ。俺のよりそっちがいい?」 修平の意地悪な質問に、拓斗は唸りながら慌てて首を横に振った。ここでまたお預けになったらかなわない。震えの止まらない身体で、修平に尻を向けて四つん這いになる。 「お尻から出して、それ。入れたまま俺の突っ込んでもいいなら、そのままでいいけど」 拓斗はまた必死に首を横に振って、自分の尻に手を伸ばした。 こんなモノを残したままで、修平のモノを入れられたらたまらない。修平のペニスは細身の体格に似ず、太くて長いのだ。 尻から出ているリモコン用の細い線を掴む。そのまま引っ張りだそうとすると、腔の動きがまた変わった。 「んんうっ、ん、んぐ、んぅっ」 身を捩りながら、線が切れないように慎重に引きずり出していく。 ブルブル震えてのたうつソレが、浅い場所にある前立腺に当たって、拓斗は激しく痙攣した。ガクガクする。震えが止まらない。出口を塞き止められ燻り続けていた熱が、放出出来ないまま中で弾けたのだ。 目の前が真っ白に染まる。身体中の毛穴がぶわっと一気に開き、意識が宙に押し上げられる。 獣のように呻いて、全身を反り返らせ、拓斗は中だけで絶頂に達していた。 「んふぅ……んんぅ……」 ガックリと突っ伏した拓斗に、修平が後ろから覆い被さる。 「もう中イキしたの?あなたって本当に我慢足らずだ」 グッと引っ張られて、中の玩具が抜き取られた。その刺激だけでビクビクする。

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