95 / 164

トライアングル10※

硬いモノが窄まりに押し付けられる。 拓斗は階段の脇をぎゅうっと掴み締めた。 こんな体勢なのに、修平は本気だ。本当にこのまま挿入する気なのだ。 ぐにぐにと回されながら、熱芯がソコをこじ開けていく。力を抜いて受け入れようとすると、ステップを踏みしめている足の裏の力まで抜けてしまいそうで、どうしていいのかパニックになる。 「……んぅ…っだ、め、やっだ…ぁ…ああっ」 潜り込んだ先端が、ぐいっと一気に突き刺さる。ほとんど足が浮いた状態になって、修平の楔だけでステップに縫い付けられた。身体の重みがそのままかかり、ずりり…っと奥まで入っていく。 「んあん…っ」 拓斗は大きく喘いで首を反り返えらせた。 その動きで中がぎゅっと締まる。 「……っく、」 修平が微かに呻いて動きを止めた。 「っ、まだ、そんなに締めないで。食いちぎられそうだ」 そんなことを言われても無理だ。どこにどう力を入れていいのかも、どこの力を抜いたらいいのかも、もう分からなくなっている。 修平が両腕で後ろから強く抱き締めてきた。楔が更に奥を穿つ。根元まですっぽり入ってしまった。ローションのぬめりで痛くはないが、ぎっしり密着している感じで息が詰まる。 「動くよ……」 修平が囁きながらじわじわと腰を揺らし始めた。熟れて腫れ上がった自分の内壁が、修平のモノにねっとりと絡みついたまま擦られる。 「んあっ、んんんぅっ」 腹の底から込み上げてくる声が、恥ずかしいのに止められない。 「ああ……ギチギチだ。……すごいな、うねってる、あなたの、なか」 修平がいつもより低い声で呻くように囁いた。感じているのだ。自分のなかが気持ちよくて、修平も興奮してくれている。 そう思った瞬間、痺れるような快感が込み上げてきて、クラクラした。階段の脇を掴んだ手の力が緩んで外れそうになる。 修平は身体全体を後ろから押さえ込むようにして、ゆっくりと押し引きを繰り返した。 拓斗は喘ぎながら、自らも腰を揺らす。修平の手が片足をすくい上げるように持ち上げた。潜り込む角度が更に深くなる。 カプセルが全て溶けて溶け出したローションで滑りのよくなった内壁を、修平の熱い昂りがず…ず…っと擦り続ける。 ……ああっ、気持ちいっっ、ダメっ熱いっっ

ともだちにシェアしよう!