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トライアングル11※

際限なく快感が増幅していく。 気が狂いそうなほどの愉悦に、意識が白く霞んだ。身体がぶわっと浮き上がったような気がする。 ……ああっ、すごいっっ、ああっ 拓斗は髪を振り乱しながら、甘苦しい啼き声を撒き散らしていた。 「気持ちいいの?すごい声、出てるよ。外に丸聞こえだ」 息を弾ませながら囁く修平の濡れた声が、更に興奮を煽る。怖いくらいに感じすぎていた。熱い楔を食い締めた自分のソコが、ドロドロに溶けてしまいそうだ。 「ああっあん…っあう…っや、ああ…っん…っや、」 身体だけじゃない。脳みそも溶けて流れ出してしまいそうだ。 修平の動きが激しくなる。高みへと押し上げられて、戻ってこれなくなりそうで、怖い。 修平の手が前に伸びてきて、ステップとの隙間から前の昂りを握られた。それだけでビクンっと身体が跳ねて、大きな声が出る。後ろからのリズムに合わせて、下から何度も扱きあげられる。我慢なんかする暇もなく、呆気なくのぼりつめていた。イっている最中なのに修平の動きは止まらない。 ……ああっ、だめっ、変っあああ…っおかしくなるっ 狂ったように腰を振りたくっていた。修平に握られたままのペニスが、まだ白濁を零しながら擦られる。射精はしたはずなのに熱が冷めていってくれない。元に戻ってくれない。修平のものを咥え込んだ腔が、ビクビクと痙攣して奥から何かが込み上げてくる。 「あああっん、んあぁ…っあ、ああああん」 自ら前も後ろも擦りあげる形で、奥のわななきが止まらぬまま、激しい愉悦の波に一気に押し上げられた。 全身の毛穴がそそけ立つ。目の前が白く染まる。意識が宙に浮き上がっていくような感じで、急に身体が軽くなる。 あ…まずい。 そう思った時には、意識を手放していた。 頬に冷たい物を押し当てられる感触に、拓斗はビクッとして目を開いた。 目蓋が重たい。意識してかなり力を入れないと、また重く垂れ下がってくる。 「拓斗」 修平に名を呼ばれ、微笑んで返事したつもりだったが、声が出ていなかった。 再び、頬とおでこを冷たいもので拭われる。 水に濡れたタオルだと気づいた。 「拓斗?大丈夫?」 「ぁ……ん……」 少しずつ霧が晴れるように、もやもやした視界が焦点を結ぶ。はっきりとしてきた修平の顔は、すごく優しく微笑んでいた。

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