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トライアングル28※
修平の手がジーンズのボタンを外し、ファスナーをおろす。途中キツくてなかなかファスナーがおりないくらい自分のアソコが膨らんでいて、ものすごく恥ずかしかった。前が開き、開放された熱の芯がトランクスごと飛び出すと、修平は楽しそうに目を細めて笑った。
「ふふ。元気だね、あなた」
ジーンズを尻から半分ずり下ろし、トランクスの上からはしゃぐペニスを指で撫でてくる。
「んっ、っむ」
薄い布地越しに修平の指がソコに触れる。ビクビクっと震えて、塞がれた口からこもった声が漏れた。
「すごく……感じてる?」
恥ずかしくて修平の顔が見れない。目を伏せたまま頷くと、おでこにキスされた。
「もっと、触って欲しい?」
修平は意地悪だ。分かってるくせに、わざとしつこく聞いてくる。拓斗はおずおずと目を開けて修平を睨んだ。
「あなたの目、うるうるしてる。口より目の方が正直だよね」
修平は睫毛にちゅっと唇を押し当てると、手を滑らせて尻の方に回した。半分下がったジーンズを掴み、するりと皮を剥くように丸みに留まっていたソレをずり下ろした。
「片脚、あげて」
脱がせやすいように足を持ち上げる。するんと脱がされたジーンズは、もう一方からも外されて、下はトランクス1枚だけになってしまった。
他人の家なのに。
部屋に鍵は掛かっていないのに。
もし紘海がひょっこり顔を出して、自分のこの格好を見てしまったら……言い訳のしようがない。
すごく不安なのに……ゾクゾクする。
見られるかもしれないというスリル感が、逆に興奮を煽って、身体の奥が熱く痺れていく。
自分は今、どんな目をしているんだろう。
きっとすごくモノ欲しげな色を宿してる。
じっと見つめてくる修平の目にも、仄かな欲情の色を感じた。
「どうして欲しい?あなたの望むようにしてあげる」
欲情に少し掠れた修平の声。
口がきけないから、答えは行動で示すしかない。拓斗はきゅっと目を細め、修平の手首を掴んで、自分の股間に持っていった。
欲しいのは、もっと直接的な刺激だ。
修平のこの指で、もどかしがっている身体の熱をどうにかして欲しい。
力を抜いたままの修平の指先を、トランクスのゴムの所に押し当てる。
「んぅ……んんぅ」
そこに指先を引っ掛けて、中に手を突っ込んで欲しい。
拓斗が唸りながら修平の手を揺すると、修平はふふ…と吐息だけで笑った。
「分かった。ここを触って欲しいんだね、あなた」
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