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トライアングル43※
「……どうして……」
「わかるよ。あいつは昔から俺の付き合う相手を横取りしたくて仕方ないんだ。10代の頃からずっとだ」
拓斗は目を見開き、苦笑する修平の顔をまじまじと見つめた。
「離婚して、少しは懲りて大人になったかと思ってたけどね。あなたにまでそういうことするんじゃ、もうあれは治らない病気だな」
ビックリしすぎて、なんて答えていいか分からない。修平は手を伸ばしてきて頬を両手で包むと
「そういう可愛い顔しないよ、あなた。またちょっとエロいこと、したくなる」
含み笑いで囁かれ、指先で頬をくにくにされて、拓斗はドキッとして仰け反った。
「あなたの唇。柔らかそうだな。食べてもいい?」
「あっ……えっと、」
修平は急に欲情を滲ませた目で唇を見つめると、屈んで顔を寄せてきた。
ちゅっとキスされて心臓が跳ねる。
拓斗はそっと目を伏せた。
さわさわと撫でるような唇が、時々戯れるように深くなる。浅くかわされ深く忍び込み、もっとしっかり交わりたくて堪らない。
拓斗は修平の腕を両手で縋るように掴んで、ぐいっと引き寄せた。
無言のおねだりに、修平は口づけたままふふ…っと笑って
「欲しいの?もっと。あなた、欲張りだな」
拓斗はきゅっと眉を寄せて、修平の目を上目遣いに睨んだ。
こんな風に翻弄されたら、もっと、と思ってしまう。修平だって、欲しそうな色を瞳に滲ませているくせに。
「あっちにいこう。抱いてあげる」
修平が指差す部屋の奥の畳の間を見つめて、拓斗は身体の奥にまだ燻る熱が、じわっとあがったのを感じた。
「ほら。もっと、腰を動かして?やらしい格好、してみせてよ」
拓斗は込み上げてくる呻きを必死に飲み込んで、言われた通りに腰を揺らした。
修平の楔が、動く度にゴリゴリと内壁を擦る。自分だけの動きではもどかしい。修平に下からもっと突き上げて欲しいのだ。ガツガツと突いて欲しい。
さっきから、イケそうでイケない焦れったい感覚が続いている。
「ん……っはぁ、ん…っ、ん…っ」
「ね、自分でペニス、握ってみて?」
恥ずかしい。寝転んだ修平には、上に跨いで座っている自分の全てが丸見えだ。自ら深く繋がりたくて、左右に大きく開いた脚の間で、蜜を滴らせた自分のペニスが揺れている。
「ほら、早く」
下から促すように、くいくいっと腰を揺らされて、拓斗は喘ぎながら震える手を股間に伸ばした。握り締める。ガチガチだ。気持ちよくて呻いてしまう。
「んあ、…っあ、んぁ…っ」
「いい眺めだ。あなた、すごくやらしい」
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