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「……こんにちは!」 「あ、やっほー」 放課後になり、生徒会室。ややイラついていたので乱暴にドアを開けると生徒会の人間に見られてしまった。 忍に反応したのは書記の友沢(ともざわ)真緒(まお)。同学年の同クラスだ。 「忍、今日は大変だったな。なんでもあの一年生とつき合っているんだって?」 「違いますっ、つき合ってません!」 「忍さん。新入生歓迎会の書類に目を通しておいてください」 「副会長、助けてください」 「お断りします」 生徒会長の宇月(うづき)と副会長の篠田(しのだ)がソファに並んで座っている。三年生で、実はこの二人はつき合っているのだがそれは生徒会の人間しか知らない。 机の上に置かれた新入生歓迎会の資料に目を通すと、何故か歓迎の挨拶の担当に忍の名があった。 「えっ、ちょ……なんで俺が歓迎の挨拶なんですか?」 「総合的に判断した結果です」 「総合的にって?」 「見た目、声質、好感度など全てを考慮してあなたが相応しいと思いました。あなたは整った顔でございますので」 「……」 「だってよ、忍。よかったな」 「ちょっと発言控えて貰っていいですか、会長」 「なんだと忍こら。犯されてえのか」 「は? やれるもんならやってみたらどうです? ぜっったいに犯されない自信あるので」 「言ったな? 今夜俺の部屋来い、突っ込んでやるから」 「はいはいそこまでー。かいちょー、忍くんは俺のでーす」

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