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そして、下着を押し上げている中心に片谷が気づいた。当然、片谷も既に反応させている。 「ふふ、やっぱり男性ですね」 「……」 当たり前、という言葉を飲み込む。 その顔が何故か柔らかくなっていたから。 片谷から目を背け、なるべく見ないようにしていると下着越しに屹立をきゅっと掴まれた。 「ぅあっ……あ」 すぐにぐしゅぐしゅと濡れた液体と繊維同士が擦れ合う音がする。 粘度がある白濁と、それが絡まった繊維がまとわりつくような感覚がたまらなく気持ちいい。 目が潤んでなにがなんだかわからなくなってきた。 だって、こんな鮮烈な快感知らない。 「ひ、ぁう……っ、ああっ、あっ」 まだ直接は触れられていない。なのに、絶頂がすぐそこにあるような気がした。 片谷をとろんとした目で見ると、獣じみた顔から急に優しい顔になる。 なに、それ。 なにも言われていないのに、どうしてか『好きです』と言われているような。 「んっ、んぅ……っう」 「手噛まないで」 声と、気持ちを抑えるように手の甲を噛んでいたらすぐ外されてしまった。その手にはしっかり歯型がついていて、八重歯の部分だけくっきりと残っていた。 片谷から見て、こんな忍の姿なんて興奮するものなのだろうか。 ふとそう思ったときには、片谷は手を動かしながらも忍の顔を見つめていた。 「み、ないで……っ」 「なんで」 「……変な声出るから」 「変じゃないですよ。最高です」 最高って。 なんか、いつもの片谷だ。

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