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Ⅲ 初恋は……⑥

熱いほとばしりが真っ白に染める。 理性も、なにもかも、肉ひだの奥まで白に支配される。 もう何度目か分からない白濁の汁を、固く直立した股の性器が噴き上げる。 「ウヒぅウヒィ~ィ!!」 獣の声しか出ない。 「アヒィイイイー!!」 快楽で体がまだ歓喜する。 「Ωになったから悦んでいるんだね。君の体が雄の種汁で」 汗ばんだ髪を掻き上げて、うなじに口づけを落とす。 どうして、この人は優しいんだろう。 仮面越しの冷たいキスなのに、燃えるように熱い。 熱くて、優しい…… 「優しくなんかないさ」 私はただ、君を自分の物にしたい欲望にかられたαだよ。 そうでなければ…… 「αの君を種なしにはしない」 「……アゥあぅう」 「そうか、もっと雄汁が欲しいんだね。種を欲しがるのは良いΩの証だ。 いっぱい飲もうか、後ろのお口で……おや、こぼして。白い種が垂れているよ。いけないお口だ」 すくいとった汁を結合部の隙間に塗り込める。 それだけで熱くなって、お尻を振ってしまう。 「おまんまん、気持ちいいね?」 「ちんこ~、ちんこ~」 「アァ、君のための巨根だ。存分に味わうがいい」 穿たれる。 抜き差しされる。 奥の奥まで肉ひだを割って入って暴かれる。全部、快感だ。 初恋は淡くて…… 泡沫のように弾けて…… 「だけど、この恋は終わらない。君の最後の恋にしよう」

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