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第10話

こんな天気の良い日は、窓辺で遥登を撫でくり回しながら本を読んでいたい。 動画でも良いな。 遥登の好きそうなドラマの放送があった筈だ。 眠くなったら昼寝をして、一緒に飯を食ってダラダラと過ごす。 最高の贅沢だ。 あの子供体温を抱き締めて眠り、顎がサラサラした髪で擽られながら目覚める瞬間は何事にも変えがたい。 毎日、言葉通り週7であっていた三条といきなり週2でしか会えなくなったんだから、寂しくないと言えば嘘になる。 だが、これは仕事だ。 そんな私的感情を挟むのは良くない。 生徒達にも三条にも失礼だ。 息を1つ吐いて、気を引き締め直す。 来週は1週間丸々連休だしそれまではしっかり働かねぇと それに、な 最後の1枚を吐き出したコピー機から原稿を取り出し、クラスと人数をメモした付箋を貼り付け準備室へと戻る。 そんな長岡の胸元がキラリとひかりを反射させた。

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