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第25話

「遥登、キス。」 立ったまま啄むような可愛いものを何度もしていく内に、唾液を交換するような激しいものへと変わっていった。 このキス、好き でも、息が出来ない… 「ぷあ…っ」 「息止めんなって。 補習するか。 ん?」 「正宗さんが、補習…?」 「そう。 俺が、みっちり教えてやる。」 そんなの…… ふにゃっと顔の筋肉を緩めた三条。 顎の下をすりすりと撫でられればもう長岡のペースだ。 「ほら、おいで。」 ベッドに腰掛けた長岡は自分の膝をぽんと叩くと、三条は素直に従う。 まだ尻を着く事はしないが、それでも以前に比べ大進歩。 髪を梳かれながらまたちゅぅっと唇を合わせる。 「ん…ぅ…、」 「上顎好きだな。 きもち?」 「ん…、」 ぽわっと色気を滲ませる三条に長岡の笑みも深さを増し、より艶やかになる。 「手、首に回しな。 それからケツも着け。 重くもねぇし痛くもねぇから。」 「でも…」 「沢山触ってくれだろ?」 「…失礼します」 そっとケツを着くと髪を梳いていた冷たい手が首に下がり、肩から背中に触れ、そして腰を抱かれた。 喰われ、たい 三条の被虐心が顔を出す。 官能的な空気のせいにして首に腕を回して甘えてみる。 「はいはい。 夜はまだ長いからたっぷり楽しもうな。」

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