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第105話
三条は覚えてないだろうが、あの日と同じ携帯ローションの封を破ると指に絡めアナルに触れた。
準備をしたと言っても今日は自分も興奮していて、年甲斐もなくがっつきそうだ。
だから、せめて痛みだけはない様に、身体を傷付けない様によく解さないといけない。
ぬぐっと指を埋め込むと、あたたかい肉壁が指を締め付ける。
「…ぁ、…っ……」
「唇噛むなって。
切れるだろ」
場所のせいかさっきから声を我慢しようと唇を噛む。
折角声を我慢せずとも良い場所だと言うに。
それに、もっとこの甘い声が聴きたい。
「三条、きもちいか」
何度も頷くがそれで満足出来る程利口ではない。
「言えよ。
三条の口から聴きてぇ」
「…、きも、ち……きもちぃ」
教えた通り気持ち良いと口にしながら、水分量の多いあの目で見られては止まらない。
被虐の色を濃くしたあの目。
もっと見たい。
足りない。
「せん、せ…、はやく…おねがいします…」
涙声に性急に括約筋を解していった。
縦に割れた後孔はすぐにやわらかく口を開ける。
それだけ、何度も身体を重ねてきた。
自分陰茎にもローションを塗ったくり充分に勃起したソレで尻肉をピタピタと叩くと、三条は後孔を指で拡げ腰を揺らめかす。
「せんせ…、せんせぇ……」
「そんなに腰振ったら入んねぇって」
「ひ…ぅ…ッ、ぁ…ぁ…」
自分のカタチを覚えた後孔はきつく、だけどやわらかく陰茎を飲み込んでいった。
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