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第132話
身を屈めキスを降らせす長岡の切ったばかりの髪が顔にかかる。
チクチクとサラサラの間のなんとも言えないその感覚に身を捩った。
「どうした、キス好きだろ」
「好きって…っ、髪が…、何時もと違うから、その……」
「んー?」
長岡だが長岡らしくないと言うか、恥ずかしさが増している気がする。
恋人はカップを奪い端に置くと、三条をシンク横の座業スペースに乗せた。
ゆっくりやらしい手付きで腿を撫で回しながら耳を舐められ、身体が大きく反応を示す。
や、ばい…
すげぇドキドキする…
「脚、開いてみ」
「……朝…です」
「遥登」
「恥ずかし、です…」
「沢山恥ずかしがれって言ったろ?
恥ずかしい事してんだから。
な」
頬に吸い付かれ、次は耳。
耳縁を噛んだかと思えばねっとりと舐め上げられる。
気持ち良くてぶるっと身を震わせると長岡は気を良くしたのか、腿を撫でてた手が際どい部分をなぞった。
「あ…っ、正宗さんっ」
「遥登、脚」
ゆっくり、ゆっくりと膝頭が離れていく。
まるで呪文の様だ。
普段椅子に座っている時程に開くが、まだだと脚をなぞられる。
布越しにぞわっとナニかが走りぶるりと震えた。
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