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第138話

息が苦しくなると唇を離してくれた。 その満足そうな顔と言ったら、男っぽくて人間くさくてたまらない。 「治るまで舐めてやろうか」 「…本当に、唇が腫れますよ」 「ほっせぇんだからそれ位で丁度良いだろ。 傷付かねぇ様に気を付けろよ」 優しく微笑まれキュンとしたのも束の間、手の中のモノがビクッと跳ねた。 まだ吐精していないそれは苦しそうにしている。 「正宗さんも…」 ニチニチと音をさせながら手を上下させた。 カウパーが手の股まで汚すがまだイきそうにない。 血管だってたっている。 気持ち良さそうな顔をしてるし、息だって上がってはきているのだけど、絶対的な快感が足りないのだろうか。 「遥登?」 「…失礼、しま、す」 台から降り床に膝を着く。 下着をより下げて大きく露出させる。 息を吐いて気持ちを落ち着かせるが、自分にはない下生えがいやらしさを倍増させている。 こんなとこも格好良いなんてベタ惚れにも程があるだろ あー、と大きく口を衝いた開けて銜えた。 だって、自分だけは嫌だ。 「なんつぅか、イケない事してる気分になるよな」 「なん、で…?」 「えろくて」 裏筋を舐め先に吸い付く。 しょっぱくて苦い味が口いっぱいにしてきた。

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