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第142話

長男の隣でスヤスヤと眠る三男。 知らない人から見れば、親子にも見える歳の差だが紛れもなく兄弟だ。 最近の綾登はあーあー声を出したり、バタバタと手足を使って感情を表現したりと喜怒哀楽がはっきりとしてきた。 優登の血が濃いのか兄が好きな様で三条にだっこされると足をぴょんぴょんと動かして喜ぶ。 「遥登、外に洗濯物干してくるから綾登の事少し見てて」 「ん、分かった」 何時もならベビーベットにいる綾登だが、今日は大好きな兄とお昼寝。 兄達も弟と過ごす時間が好きでよくリビングにいた。 首も座り立て抱きが出来る様になったのは大きい。 たった4ヶ月でこの成長だ。 凄いなと改めて思う。 やわらかい髪とぷにぷにの頬が可愛い弟。 ミルクの甘いにおいがする。 母曰く、しあわせのにおいらしい。 綾登の隣でごろんと横になって、可愛い寝顔を眺める。 自分も小さな頃は女の子に間違えられていたらしいが、綾登も女の子みたいだ。 くりくりした目は優登にそっくりなのに、女の子っぽい。 これから、どう成長していくのか楽しみだと頭を撫でた。 元気ならそれで良い。 綾登の綺麗なものがぐんぐん伸びてくれれば、それが良い。

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