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第157話
三条のお陰で随分と手が楽になった。
しかも、ハンドクリームのお陰ですべすべだ。
「ありがとな」
「どういたしまして」
今まで無頓着だったが、ハンドクリームを貰ってから意識的に塗る様になり石灰の荒れは大分良くなった。
季節的な事もあるがガサガサもしない。
実はホワイトデーのプレゼントにもったクリームは7月頭に使い切り、それに気付いた三条が新しい物をまたプレゼントしてくれ2本目。
すっかり愛用品になった。
「うし、アイス食うか」
「やった!」
「何食う?」
「正宗さんはなんにしますか?」
冷蔵庫までの短い道程を一緒に歩き、一緒に冷凍室を覗く。
ボトル型のチョコレート色に氷がザクザクしたアイス、三条のお持たせと買っておいたものとアイスは豊富にある。
「迷いますね…」
「半分こするか?」
「っ!
はいっ」
半分に割ると三条はふにゃふにゃと笑い受け取った。
この笑顔と分けるからこのアイスは美味い。
なんせ、この笑顔だからな
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