「ひ…ッ！はいっ、はいって…さけちゃっあっさけ、あ"ぅ"ぅ」 俺のを銜え込んでいる後孔の縁をなぞり更に指を１本侵入させた。 大袈裟な位身体を跳ねさせる遥登はその指も食んだ。 「ひろが、あ゛…あ゛…ま、さ、まぁ」 「最初はギチギチだったのに大分とろとろになったな。 きもちぃよ」 「はっ、はっ、…んんっきもち、」 あの教室での出来事が随分昔の様に思える。 幾度抱いたか。 抱けば抱く程放せなくなる。 セックスだけじゃない。 遥登を知れば知る程愛おしく思う。 縛り付けて閉じ込めて自分だけの存在にしたい。 帰したくないと言えばこの子は笑いながらそれを受け入れてくれるだろう。 突き入れた指を括約筋を緩める様に動かせば逆にキツく締まってしまった。 「きつ、く、ないですか…ゆる、ぃ…ほうが、ぃ…」 「すげぇきもちいよ。 すぐイきそう。 もったいねー…」 不安になる事はない。 男の身体は嘘を吐けないだろ。 遥登だから勃起するし射精するんだ。 指を抜き、抱きしめると震える腕を回してくる。 滅茶苦茶にしたい。 大切にしたいのに、壊したい。 あ、と口を開けると肩口に噛み付いた。 「ぃ"…っ、」 最早、交尾だ。 セックスなんて人間らしい行為じゃない。 本能に従って年下の恋人を蹂躙する。 「ま"っ、あ"ッ、んんっ」 口の中に微かに鉄の味が広がった。 口を離さなければやばいと、もっと噛みたいがぶつかり合う。 ぐっと少ない肉を噛み締め口を離せば血の滲むそこが目に入った。 「ま…さ……、おれ、の」 手を伸ばす愛おしい子。 大事にしたい。 愛したい。 愛してる。 「俺の、遥登」