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第170話

「え、あ"ぐッ」 情けない声を出しながら揺さぶられ、喉が痛い。 乾いた空気と喘ぎ過ぎが原因なのは一目瞭然なのだが、三条の理性はそれに対処出来ない。 する余裕がない。 撓る背中を冷たい手が支え抱き寄せてくれた。 もう身体が自分の意思で動いていない。 快感を貪る様に動き、長岡の好きな様に嬲られる。 「ぃ…あ…、ぁ…きも……ぢ……まぐぇ…ぅ…あぁ…」 触ってもらえない陰茎がカウパーを垂らし長岡の服を汚す。 だけど、陰茎よりアナルの方が気持ち良い。 長岡と繋がっていられるから気持ち良い。 首にヌメるものが触れた。 長岡が汗を舐めている。 喉から顎をべろっと舐めあげた。 「あ"…、ァ…ま…、さんっ」 そのまま口の中も舐められ、軽くイく。 上顎を執拗に舐めたかと思えば、ぐりぐりと腰を回したり、好きなところばかりを刺激され何時イっているか解らない。 だけど気持ち良い事だけはわかる。 「き…もち……、んん、ま…まさ…ぁ」 どくどくと脈打つ長岡のモノに拡げられた後孔がまるで吸い付く様に銜え込み長岡も表情を崩す。 あ、すき… その男くささにまたアナルが締まった。 長岡のにおいと汗のにおいに雄のにおいが混じる。 セックスのにおいだ。 こんな激しいのは久し振りで大学生活に慣れるまでセーブしてくれていたのが解った。

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