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第172話
カサカサの声しか出ない喉が痛む。
口移しで水を飲まされ、少し潤ったが違和感は残る。
熱の残る身体は触れる唇にさえも反応してしまう。
マグの半分をそうして飲ませたら次は風呂へと抱き抱えられていった。
自分だって散々体力使った筈なのに簡単に抱き上げられてしまう。
したばかりで腰がガクガクする三条はされるがまま抵抗も出来ない。
いい年をして恥ずかしい。
けつから垂れる精液も恥ずかしい。
だけど、もう動けない。
眠い。
長岡は三条を浴室におろすと汚れた服を脱ぎ捨てた。
そんな事にさえこの身体は反応する。
アナルが収縮しどぷっと長岡のモノが溢れた。
「抱き付いてろ。
落ちんなよ」
「ん…」
長岡は三条を抱き締めたまま器用にシャワーコックを捻ると温い湯を出した。
少し冷たい位の温度にすると、太股を伝う白濁を流す。
漏れ出るそれは排水溝へと流れていく。
勿体無い。
「触るぞ」
「ぅ…」
赤く腫れたアナルにそっと触れられるだけでも気持ち良くて声が出てしまう。
これは後処理なのに、あさましい。
しまいには入り込んできた指を食み快感を強請る。
胸同士が擦れて乳首も気持ち良い。
「ぁ、…ん、」
「シャワー当てるからな」
「ひぅっ、…ぁ…ッ」
「もう少しだから我慢してくれ」
しがみ付く首を引っ掻いたのもわからなかった。
しがみ付くので精一杯。
麻痺したアナルがまた収縮を繰り返す。
「良い子だな。
もう少しな」
ただ、反響する媚びた声が恥ずかしくて長岡の首に顔を埋めていた。
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