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第228話

「そのまま待てだぞ」 尻臀を陰茎がたたいた。 一瞬肌に触れたそのアツさに生唾を飲み込む。 「ぁ…」 「ちゃんとお強請り出来たな。 良い子」 拡げた後孔にローションボトルを突き刺すと直接注いできた。 冷たい潤滑油が溢れ出るそこに亀頭を擦り付け滑りを拡げる。 カリを嵌めると後孔があさましく口を開く。 「俺以外の事考えんな。 今だけは俺だけの遥登だ」 首輪と首の隙間に指を差し込むと、食いと引き寄せられた。 人間用ではないがクッションのある首輪を選んでくれたお陰で痛くはない。 鼻が触れ合う距離でサディスティックな色を濃くしたあの目が真っ直ぐに自分を捉える。 我欲に思える発言だが、そうじゃない。 今だけは、と言った。 三条の周りの笑顔を長岡は大切にする。 田上や吉田、家族もそうだ。 大切にしろと言ってくれる。 そして、長岡も大切にしてくれる。 だから、こわくなんてない。 これも愛情だと解っている。 「考えられなくしてやるけどな」 「ん」 欲塵に塗れるなら2人でだ。

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