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第261話

触りたい。 それは本当だ。 キスだけじゃ足りない。 もっと、もっと長岡に触れたい。 その思いが、三条を動かす。 長岡の足元にしゃがみ込みバックルに触れるとそれを制された。 「駄目、ですか…?」 「駄目じゃねぇよ。 でも、俺が気持ち良くさせてぇ」 「……頭、押しますか?」 すぐに理解した長岡はサラサラの前髪に触れた。 額を露にし、より三条の顔が見えるようにしながら笑う。 「マゾは言う事が違うな」 イラマを強請った訳ではない。 ……上顎が擦れて気持ち良かったりするだけ。 「マゾ、じゃないです…」 バックルとフロントボタンを外しジッパーに触れて、ふと見上げた恋人はゾクリとする程色っぽく自分を見下ろしていた。 目が合うとゆっくりと前髪を退かし露になった額を撫でる。 まるで続きを催促するように。 「失礼、します…」 下着をずらして陰茎を取り出す。 まだ勃っていないのに質量のあるソレ。 長岡の身体に似合って大きくて太い。 ごくん、と唾液を飲み込むと三条はそろそろと舌を伸ばした。 体温の低い恋人の熱のある部分。 先をぺろぺろと舐め、竿を擦る。 少しずつ口の中で固くなっていく陰茎が嬉しい。

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