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第263話

「遥登、声だけ我慢な」 「…ん」 長岡は三条が腰を引いても逃げられない様に壁際に追い詰め、腰を抱き、陰茎同士ををくっ付けた。 恥ずかしそうにするのに勃起していて、興奮しているのが分かる。 携帯ローションを破ると2人のソレの上に垂らした。 ポケットに入れていたお陰で驚く程冷たいという事もなく、三条は上がった息のまま物欲しそうにそれを眺めている。 一瞬、ローションのゴミをどうしようか悩んだがティッシュで包んで捨てればバレる確率は低いだろう。 とろーと垂れるそれと一緒に握るとゆっくりと手を上下させる。 ニチニチと粘着質な音が小さな個室に大きく響く。 汚したらまずいと三条は捲り上げた服を握りアツい吐息を吐いた。 それに含まれる甘さと媚びに口角が上がる。 「良い顔してんな。 な、此処が何処だか分かってんのか? 大学なんだぞ」 「…だ、て」 気持ち良い。 裏筋が擦れて気持ち良い。 冷たくて大きな手も気持ち良い。 顔にそう書いてある。 本当に可愛い子だ。 「このトイレ見る度に今日の事思い出して勃つんじゃねぇの」 「…ぁ…、…っ」 無垢で、純粋で、擦れていない。 加虐心が擽られ、汚したくてたまらなくなる。 握る手に少し力を加えた。

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