265 / 1502

第265話

三条の気持ち良さそうな顔を見ていると加減を忘れそうになる。 ここはトイレ、それも大学の敷地内だ。 人混みから離れてはいるが、誰も来ない保証などない。 三条は無毛のそこを晒し、声を殺して感じている。 なんて健気で愛おしい。 「…っ」 先をぐりっと親指の腹で擦ると唇を噛んで声を我慢した。 この状況は燃えるが、唇が切れたりしたら大変だ。 長岡はふと思い付いた事を口にした。 「遥登、もっと服捲って」 「ぇ…?」 臍が見える位まで捲っているが、もっとと言うと鳩尾までたくし上げた。 「もっと」 次はほんの少し、肋まで。 顔を伺う三条にまだだと顔で伝えると、おずおずと乳首を晒した。 「そしたら、裾銜えな」 素直に銜える三条は、これなら唇を噛まず多少は声を押さえられると気が付いた様だ。 「悪りぃな。 ハンカチとか持ってきてねぇから。 でも、声我慢出来そうだろ」 気遣っている風を装うが、長岡がそれだけな筈ない。 形の良い唇の右側がつり上がる。 「んじゃ、乳首も弄って良いからな」

ともだちにシェアしよう!