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第265話
三条の気持ち良さそうな顔を見ていると加減を忘れそうになる。
ここはトイレ、それも大学の敷地内だ。
人混みから離れてはいるが、誰も来ない保証などない。
三条は無毛のそこを晒し、声を殺して感じている。
なんて健気で愛おしい。
「…っ」
先をぐりっと親指の腹で擦ると唇を噛んで声を我慢した。
この状況は燃えるが、唇が切れたりしたら大変だ。
長岡はふと思い付いた事を口にした。
「遥登、もっと服捲って」
「ぇ…?」
臍が見える位まで捲っているが、もっとと言うと鳩尾までたくし上げた。
「もっと」
次はほんの少し、肋まで。
顔を伺う三条にまだだと顔で伝えると、おずおずと乳首を晒した。
「そしたら、裾銜えな」
素直に銜える三条は、これなら唇を噛まず多少は声を押さえられると気が付いた様だ。
「悪りぃな。
ハンカチとか持ってきてねぇから。
でも、声我慢出来そうだろ」
気遣っている風を装うが、長岡がそれだけな筈ない。
形の良い唇の右側がつり上がる。
「んじゃ、乳首も弄って良いからな」
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