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第271話

さらさらの髪に指を絡ませ梳いていく。 形の良い丸い頭。 そこから続く細っこい首にはぼこぼこと骨が浮かぶ。 細くて指の間から溢れていくそれはすぐに乾いた。 「はい、おしまい」 「ありがとうございます。 お手数をおかけして…」 ちゅっと肩越しにキスをすると、熱いのとは違う様子で顔を赤くする三条。 「どういたしまして」 そもそも、学園祭を抜け出して部屋に来た理由はセックスだ。 今からそんな事で照れてちゃこれから真っ赤だ。 いや、何時もの事か。 ぺろっと唇を舐め上げる。 「ここで良いか?」 「え……」 まだ日の高い時間にソファで誘うとこの反応だ。 もう、たまんねぇだろ。 早くとろっとろにしたい。 ぐちゃくちゃのどろどろにして、喘がせたい。 俺の方が我慢出来ねぇんだよな 「……優しく、してください」 「善処する」 ゆっくりとソファに押し倒し、善処するなんて言ったが多分出来ねぇだろうな。

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