271 / 1502
第271話
さらさらの髪に指を絡ませ梳いていく。
形の良い丸い頭。
そこから続く細っこい首にはぼこぼこと骨が浮かぶ。
細くて指の間から溢れていくそれはすぐに乾いた。
「はい、おしまい」
「ありがとうございます。
お手数をおかけして…」
ちゅっと肩越しにキスをすると、熱いのとは違う様子で顔を赤くする三条。
「どういたしまして」
そもそも、学園祭を抜け出して部屋に来た理由はセックスだ。
今からそんな事で照れてちゃこれから真っ赤だ。
いや、何時もの事か。
ぺろっと唇を舐め上げる。
「ここで良いか?」
「え……」
まだ日の高い時間にソファで誘うとこの反応だ。
もう、たまんねぇだろ。
早くとろっとろにしたい。
ぐちゃくちゃのどろどろにして、喘がせたい。
俺の方が我慢出来ねぇんだよな
「……優しく、してください」
「善処する」
ゆっくりとソファに押し倒し、善処するなんて言ったが多分出来ねぇだろうな。
ともだちにシェアしよう!