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第357話
止まらない腰の動きにどんどん息が上がっていく。
埋めていた首から顔を離しキスを強請ると甘やかす様なキスが降ってきた。
唇を舐められ口を開けると舌を絡めるものへと変わり、長岡の唾液を飲み込む。
こんな事好きな人とじゃなきゃ気持ち悪くて出来やしないだろう。
生憎、自分は目の前の恋人としかした事がないが。
唇を離すとお互いの唾液が混じったものが繋がった。
それが切れるとピストンは一層激しさを増す。
カリが前立腺から精嚢を抉り樽型の竿がアナルの縁を擦り上げる。
「イ、イく……イっ」
長岡とのセックスは我慢なんて出来ない。
そんな余裕があるなら、2人共もっとお互いを貪る。
「ぁ…あっ、イ…、て……い」
「ん、イけ」
シーツに縫い付ける手に握ろうと勝手に手が動いた。
少しでも多くの面積に触れたい。
恋人繋ぎなんてロマンティックなものじゃなくて、もっと荒々しい独占欲の現れだとしても年上の恋人は笑って受け入れてくれる。
きつく握りしめて絶頂連れて行ってくれる恋人に身を委ねた。
「あ"ア"っ…」
下腹部が痛重くて、熱がぐるぐると暴れまわっている。
アナルが気持ち良くてたまらない。
「イけ…、イってみせろ」
アナルだけの刺激でイく。
イく。
足の指をぎゅっと丸め息を詰めると、身体が震えた。
腰からジワジワと甘美な絶頂が拡がっていく。
「あ…、ぁ…」
内腿の筋肉が痙攣して、薄い腹も忙しなくヘコヘコを動く。
頭の天辺をシーツに擦り付けながらドライをキめた。
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