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第405話

ギッギッ 長岡の激しい腰使いに真っ白な喉を蛍光灯の下に晒し、あっあっと恋人を誘う。 ベッドの軋みがやけに鼓膜に届いてくる。 「ぃっ…あ…あ、…ま、…まさ…」 キツくしがみ付いても足りない。 長岡が足りない。 なんで長岡の事になるとこんなに貪欲になるんだろう。 「遥登……はる…っ」 長岡は名前を呼びながら、しっとりと汗をかく喉を顎に向かって舐め上げた。 途端に背筋を駆ける快感。 足がシーツを掻いてもその快感は終わらない。 それどころか、もっと深く襲ってくる。 「ぁ…ッ、まさ、まっ…ま……さ、ぁ……」 エグい程張ったカリが中を抉る。 太い竿が縁を捲り上げる。 こんな気持ち良いセックスなんて我慢出来ない。 「あ"…ッ、あ"っ、…ぅんっ……きも、ち……ぁ、ぐ…」 玉が尻臀を叩く音が激しくなると三条は酸素を欲しはじめた。 薄い胸が世話しなく上下する。 「ぅ"…、ぁ…」 勿体ない。 イったら、終わってしまう だけど、目の前まできている快感に抗う事は出来なかった。 「ぁ"…あ"…ぐ…ぅ"っ」 息を詰め、長岡をギチギチに締め上げながら足の指を丸め身体を数度跳ねさせた。 頭を突き抜ける程の快感が襲い、腹筋が痙攣している。 「メスイキか? 気持ちよさそ、にイってんな」 気持ち良さそう、ではない。 気持ち良いんだ。 頭が馬鹿になる。 全身が恋人を求める。

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