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第462話

事後の色気を纏う三条にドキっとする事が増えた。 成長期とは恐ろしい。 そう思わずにはいられない。 乱れた髪を直してやると肩を跳ねさせる初さも持ち合わせているというのに。 「遥登、髪跳ねてる」 「あ、ありがとうございます…」 「どういたしまして。 それにしても今日は大胆だったな」 「そ、れは…」 「すっげぇ嬉しかった」 耳に齧り付くと全身を真っ赤に胸を押してきた。 さっきまで自分で腰を揺らしていたと言うのに、慎ましいこと。 夜は娼婦はじゃないが確かにこのキャップはグッとくる。 耳縁を噛みねっとり舌を這わすとパンツだけを纏った脚がラグを蹴った。 「ぅ…ぁ…」 耳の後ろにキスをして、散々内側から突き上げた腹を擦る。 ここにどれだけの精液を塗り付けてきただろうか。 内側から俺のにおいが染み付いてしまえば良いのに。 「んん…」 「えっろい身体になったよな。 ほんとたまんねぇ」 「……正宗さんが、そうしたんじゃないですか」 両腕で顔を隠しながら何を言うかと思えば可愛いらしい事を言ってくれる。 そうだ。 俺がそうした。 俺以外の奴がそうしたなんて言われたら嫉妬で遥登の脚に枷でも付けてこの部屋に閉じ込めてしまいそうだ。 ま、遥登なら数日なら喜んで閉じ込められてそうだけどな。 「良いねぇ。 俺がそうしたなんて最高だろ」 「正宗さん以外に誰がするんですか…」 恥ずかしそうに顔を背けられたが可愛い顔が見られたからまぁ良いか。

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