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第473話

風呂が沸いたとアナウンスが喋ると長岡は先に入るよう進めてきた。 あの癖、髪を乾かす為だと知っているので三条も素直に従うが毎回ドキドキする。 長岡が普段使っている浴室はボディーソープや浴室乾燥で利用しているせいで柔軟剤のにおい等、長岡のにおいでいっぱいだ。 しっとりした空気と合わさりベッドより、よりマニアックとでも言えば伝わってくれるだろうか。 脱いだ衣服を畳むと洗濯機の上に置き浴室のドアを開けた。 バスタオルは長岡が持ってきてくれる。 いつも至れり尽くせりだ。 する…の、か…? しといた方が良いよな 行為をしようがしまいが、腹の掃除はしといた方が良いだろう。 する場合、汚してしまうのがこわい。 いくら綾登のオムツを替えるので見慣れていると言っても自分の物はやっぱり嫌だ。 長岡に見られる事も汚す事も恥ずかし過ぎる。 良い歳をしてお漏らしなんて……いくらセックスの最中に見られていても無理だ。 シャワーから出る水があたたまり後孔に宛がった時、脱衣所と浴室を隔てるドアが開いた。 「遥登。 一緒に風呂入れてくれよ」 「え、ま…っ」 いきなり侵入してきた全裸の恋人にくりくりした目が大きく見開かれる。

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