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第477話
息が続かなくなるまで舌を絡ては一旦口を離して呼吸をする。
その度に唇同士が唾液で繋がるのが恥ずかしい。
だけど、長岡は満足そうな顔でそれを受けている。
それがほんの少し嬉しかったりもする。
濡れた唇を舐める恋人はすごくいやらしくて色気がすごい。
「もうおしまいか?」
「もっと…します」
また舌を舐めるキスをする。
ちゅーっと吸ったり甘く噛んだり上顎を舐めたり、いつもされている事を思い出して頑張ってはみてるが拙いだろう。
キスは練習出来ないし、勉強は……恥ずかしいし。
でも、長岡のキスの仕方は覚えている。
腰を撫でていた冷たい手がするすると下方へ下りていき尻臀を割り開いた。
我慢している時にそんな刺激は耐えら…
「んんッ!?」
ぬぐ…と突き立てられた指に驚きを隠せない。
ぐるぐると頭を必死に回転させるが“長岡を止める方法なんてない”としか出てこない。
「自分の好きな事してんだろ。
かわい」
「だ…っ、きたな…正宗さん……」
「キスはどうした。
ここで漏らしてぇのか?
ん?」
震える脚を突っ張るので精一杯だ。
逞しい胸に薄っぺらい胸をくっ付けなんとか支えているが脚が震える。
踏ん張るとアナルをキツく締めてしまうし、もう分からない。
頭が動かない。
「しま、す……」
ただ、目の前の男を満足させようとキスを続けた。
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