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第479話

2度、3度と繰り返し出てくるお湯は漸く透明になった。 と言っても、大量に入れて掃除をした訳でもなければ前日から食事を抜いた訳でもないのでまだ腹の奥にはあるだろうが。 でも、これでセックスを出来る。 抱かれる事が出来る。 身体中を包む泡を洗い流され準備は整った。 「鏡に手ぇ着いてろ」 「あ…っ、」 いきなり尻臀を割り開かれた。 と、そう思ったのも束の間、後孔にヌメるものが触れる。 異常だ。 あんな綺麗な人が排泄器を舐めている。 汚い箇所に触れる生暖かいソレに鳥肌がたつ。 「ひ、ぅ…ぁ……」 さらに、舌まで入ってきた。 なんて背徳的なんだろう。 背徳的で酷く甘い。 「なめちゃ…、」 縁を舐め唾液で濡らし指を挿し入れられた。 ローションとは違い滑りが足りないそこを拡げるとナカまで舐めたいと舌が動きだし羞恥に顔がアツい。 鏡に写る、いやらしい顔をした男は顔を真っ赤にし媚びた声をあげている。 あさましい。 はしたない。 なんてふしだらだ。 だけど…すごく気持ち良さそう。 溶けた顔して快感に喘いでいる。 「あ…、ぅ……」 「口、噛むなよ。 噛んだら俺の前で本当に排泄させるからな」 「…だ…め……、だ、め…」 上縁面に置かれていたローションボトルを手に取ると心臓が一層騒ぎ出す。 ここで、する…? 鏡、見ながら…? 上がる息は期待か緊張か。 はたまた、そのどちらもか。 ローションを纏った指が舐められ口を開けはじめた後孔をゆっくり焦らす様になぞりはじめた。 あまりにも緩い刺激に腰が揺れる。

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