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第482話
長岡は時々ねちっこいセックスをしてくる。
腰付きだったり愛撫だったり焦らしに焦らして泣いてからやっと本格的なモノを与えてくれるなんて1度や2度の話じゃない。
だけど、愛されていると感じるには十分だ。
「ぁ…、」
「えっろい声」
口を覆えばその手にキスをされ、手を退かされる。
「唇噛んでねぇな。
良い子」
唇を舐める長岡にうっとりと目をとろけさせる。
粘膜を触れ合わせるなんて好きな人以外とは出来ない。
したくない。
「いつもそうだと良いんだけどな」
「…精進します」
唾液で濡れた唇をもう1度吸うと頭が下がっていく。
髪が首元を擽り擽ったい。
「擽った…あっ」
長岡は薄い胸に顔を埋め乳首を刺激しはじめた。
ねっとりと舐めちゅぅっと吸う。
乳首なんて感じなかった筈なのに、長岡に弄られる様になってから感じる様になった。
男には不必要な箇所だと思っていたのに今は快感を得る為に存在しているかのようだ。
「ン…っ」
犬歯が先を噛むと一際媚びた声が漏れる。
痛いのが気持ち良い。
「どっちが好き?」
「…ぃ、……ん」
「はーる」
…こんな格好良い人が良い声で名前呼ぶなんて、狡いだろ
「……どっち、も」
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