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第489話

ぺちっとまた尻臀と手の甲が音をたてる。 意識が尻にいってしまう。 無視をするには大き過ぎる疼き。 さっきからヒク付き、恋人を欲しているアナルに意識が逸れてしまう。 「そんなしたら苦しいだろ。 今日は優しくすんだから、そんな銜えなくて良いって」 長岡は解っていて言っている。 俺が物足りない事位、お見通しなんだろう。 だって、声が楽しそうだ。 それを振り払う様に長岡に奉仕した。 口に収まりきらない竿を手で扱いたり、下っ腹を擦ったり。 どんどん濃くなる男のにおいにクラクラする。 なのに、1度意識がいったアナルはココも足りないと三条に強請る。 このぶっといのケツに欲しい。 こんなビキビキに勃起してるってるのでイイトコロをゴリゴリ抉られたい。 上顎を擦り付け様とした三条を長岡は制した。 「遥登、もう良いって。 イっちまう」 「ぁ…」 唾液が長岡の陰茎と三条の口とを繋いだ。 物欲しそうな顔をする三条の頬を優しく擽り微笑む恋人。 綺麗に微笑む姿も格好良いけど、今は本当に足りない。 長岡がもっと欲しい。 「正宗さ、ここも…触ってください……」 長岡の手を掴んでソコへと導いた。 準備の時から1度も触って貰えていない陰茎が触って欲しいとアピールしても長岡は知らない顔をする。 「……おねがい、します」 もう自分の手じゃ物足りなくなってしまった。 自慰だってただの処理になってしまったんだ。 長岡が最高に気持ち良いセックスを教えるから。 首に軽く歯をたててその気になって貰おうと試みても長岡はニヤニヤと口元を歪めるだけで手を動かしてくれる気配すらない。 三条は腰を押し付けながら淫らに強請る。 「俺……あの、駄目…ですか」 それでも萎えない陰茎が確かに快感を得ている事を長岡に知らせていた。

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