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第493話

宛がわれた陰茎のアツさに息を詰めてしまう。 欲しいソレがやっと与えられる期待と共に愛おしさが込み上げる。 恥ずかしさに腕で顔を隠す三条に笑みが降ってきた。 早く、欲しい。 宛がう為に支えられていた手が離れ腰をしっかり抱かれた。 「息、してろ」 興奮を隠さない声に安心する。 何度セックスをしても、やっぱりこんな貧相な身体で勃起してくれるのは嬉しい。 「入るからな」 「は、い……っ……すご…」 ぬぐぬぐと肉を割り開き亀頭が入り込んできた。 エグい圧迫感。 満たされる欲望。 色に溺れる。 「おっき…ぃ……ぁ…」 「おっきいの好きだろ?」 鼓膜に吹き込まれる低くて甘い声。 ゾクゾクと快感が背骨を駆け上がる。 「ん…、すき…すき……」 ふわりと表情を優し綻ばせば、纏う色気と合間ってすごく格好良くてアナルが締まった。 「ちんこだけ?」 「まさ、むねさんが、い…ちばん」 「んー?」 「あ、いッ…あ、してる…のは…ぁ」 グンッと奥を突かれ上手く言葉を紡げない。 でろでろにした次は今度は意地悪くするつもりなのか。 言わせてください…と腕に手を伸ばすと仕方ねぇなと笑われた。 「あいして、ます」 「ん、俺もすげぇ愛してる」 前髪のかかる目を優しく細められアナルが締まる。 身体全部が長岡に恋しているようだ。 いや、実際そうなのかもしれない。

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